経済って難しい?わかりやすく説明するサイトです!

TOP>>景気がいいとは?

景気がいいとは?

景気がいいというのは、商売が調子よくてよく売れるとか、ボーナスが多いといったことです。冗談のような説明ですが、これが最も適切な説明ではないかと思います。これをもう少し経済学的に言うと、景気の善し悪しはGDPが順調に成長しているかどうか、と言い換えることができます。

国内で一年間にどれだけの付加価値を作り出したかがGDPでした。例えば裏の山で採れた椎茸を道の駅に100円でおろしたとして、道の駅はそれを150円で売るとします。このときこの山で椎茸をとった人は100円の付加価値を作り、道の駅は売り場を提供することによって50円の付加価値を生み出したことになります。

150円分の生産活動を行い、椎茸を買った人は150円の支出を行います。生産者と道の駅にもたらされる所得は150円です。一つの経済活動にも生産面、支出面、分配面という三つの側面があります。これをGDP三面等価の原則といいます。誰かがお金を遣うとそのお金は誰かの所得になります。

個人として考えたらお金を遣ったらなくなってしまうわけですが、社会全体で見るとお金は巡っているだけで、なくなるわけではありません。

冒頭で述べました景気がいいというのは「商品がよく売れる」、「ボーナスが多い」ということでした。これをGDP三面等価の原則に当てはめてみると、商品がよく売れるからこそボーナスが多くなるという説明ができます。気前よく誰かが支出すると、誰かのボーナスが増えます。つまり、GDPの増減が景気の善し悪しを決めているのです。



上のグラフは1980年からの日本のGDPの推移を表したものです。世界経済のネタ帳さんから借りてきました。80年代から90年代にかけてはすばらしい伸びなのですが、90年代以降は横になっています。これは明らかに経済の不調を表しています。

<<前のページTOP次のページ>>

copyright (c) 経済って難しい?わかりやすく説明するサイトです! All right reserved.
inserted by FC2 system