経済って難しい?わかりやすく説明するサイトです!

TOP>>大切なのは需要と供給だ。

大切なのは需要と供給だ。

経済を考える上で、最もおさえておいて頂きたいポイントが一つあります。それは需要と供給です。余談ですが、小学校の頃、国語の授業で供給の反対の意味は?という対義語の問題があって、需要というのだけわからなかったことを思い出しました。

需要というのは欲しいという人がいて、それに対して供給する人がいるという話です。この需要と供給のバランスによって価格が決まってきます。例えばヤフオクで希少性の高い物が出品されれば、値段は上がっていきます。 逆に手に入りやすいものは安くなったり、売れ残ったりします。つまり、物の値段というのはこの需要と供給によって決まるということです。株価や土地の値段もそうですし、野菜やガソリンの値段も同様です。受給のバランスによって値段がかわっていきます。

日本はものすごく供給力が高い国です。衣食住はもちろんありとあらゆる工業製品が国内で生産できますし、リニアモーターカーも現実のものになりつつあります。戦後、日本が経済成長を遂げたのは、日本人が勤勉に働いて技術を磨いて生産性をあげてきたからにほかなりません。発展途上国などは日本ほど供給力がありません。リニアはおろか新幹線すら作れないところがほとんどです。

アフリカなどはインフレ率が10%以上ある国が沢山あります。インフレというのは物価高ということですが、これは言い換えるとそれだけ物が不足しているというところから起こっている現象です。衣食住などは生きていく上では絶対に必要なので、そういったものが不足すると物価はどんどんあがり続けることになります。お店に行って並ばずにすぐに欲しい物が手に入るということが本当の経済的な豊かさです。

また、物だけでなく、医療、教育などといったサービスの供給力も日本は高い水準にあります。 実は経済力があるというのは、お金を持っているということではなく、どれだけの財やサービスを供給する力があるかということです。 経済力というとどうしてもお金をイメージしますが、お金というのは便宜的に価値があるということにした紙にすぎません。

今、日本は非常に多くの財やサービスを生産して経済的に繁栄していますが、同時に非正規雇用などの低賃金労働者が増えています。これは受給のバランスという面から見ると、物価が下がる要因になります。供給過多の需要不足を招くからです。所得が低くなると消費も減るので、物価は徐々に下がりいわゆるデフレになります。

<<前のページTOP次のページ>>

copyright (c) 経済って難しい?わかりやすく説明するサイトです! All right reserved.
inserted by FC2 system